相談役コラム
5.12024
庭づくり
家づくり最終の話は庭について書くことにした。これまで連続で書いてきたが、実はこの家、私の終の住み処である。
入り口ガレージは、赤さびまじり厚さ6㎝の白御影石一枚30㎏を、社員のW、M両君がじつに240枚を敷き並べてくれた。
東側境界に植えた樹木名を玄関入口から紹介すると、高さ2.3mのシュロチク、ドウダンツツジ、キンモクセイ、アジサイ、ツバキ、カシワバアジサイ、オタフクナンテン、アセビ、薄桃色の花が咲いているヒラドツツジ、ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)、六方石が庭とガレージの境にあり、続いてオタフクナンテン、キンモクセイ、マルバヒイラギ、今、薄赤紫の花が咲いているハルイチバンツツジ、ドウダンツツジ、キンモクセイ、そしてツツジが3本となっている。
西側境界に植えた樹木はガレージの南から、ナンテン、キンモクセイ、ヒラドツツジ、マルバヒイラギ、アジサイ、ツバキ、水洗いパンの裏にリュウノヒゲである。
前庭は元の家にあった庭石を利用して低い石垣をつくり、バーム堆肥を混ぜた土を一段高く盛った。西側には高さ約5mの台杉があり、5本に分かれたひこばえが伸びている。
それから高さ3mの梅の老木など10数種は、連れ合いの空家になってる親宅から移植した。白い清楚な花が咲いているコブシ、ムクゲ、ロウバイ、葉が針のようなモミジ、サルスベリ、ドウダンツツジ、ニシキギ、シャクナゲ、ソヨゴ、ツバキ、ヤマボウシ、ユキヤナギ、アセビ、カンツバキ、ツワブキ、ワビスケツバキ、ヒラドツツジ、オタフクナンテン、赤い花が咲いているヒノデキリシマツツジ、ミヤコワスレ、スイセンの群生が植わっている。
単一生け垣でない四季折々の花が楽しめる庭づくりを得意とする小林造園さんの作庭である。
日当たりを確保できるように、平屋造りにした建物北の30坪は果樹と野菜畑とした。
前から植わっていたイチジクの老木と柚子とサンショウ、南天は残していたので、新たに園芸店で購入した富有柿の幼木を西側に2本、東側に栗2本を昨年末の工事中に植え付けた。栗は可愛らしい新芽が出てきたが、柿はまだ出ないのでヤキモキしている。
真ん中を畑にするために庭づくりに来ていただいていた小林さんに相談すると、「この土では固すぎる、深さ40㎝ぐらいバーム堆肥を土の量ほど入れんと野菜は出来へん」と言われた。静原にあるバーム堆肥製造所の農協コンポステーションからダンプ2台分を運び入れ、小型の重機で撹拌して8列畝の10坪程の家庭菜園をつくった。
北側1列目は、とうもろこしの種を4月27日に70粒30㎝間隔で11列2段植えを予定している。2列目はかぼちゃ2株と、きゅうり6株となす苗2株を植えた。3列目には小松菜、ほうれん草の種まきをして4月に発芽した。すでに間引き菜がとれている。
4列目は昨年からの玉葱10株と、九条ねぎ54本の苗植え、かぼちゃ2株も植えた。5列目はトマト7苗、シシトウ2苗、ピーマン2苗、人参の種まきをして発芽を待っている。6列目にはグリンピースを種まきし4月2日に発芽、2月に苗植えした絹さやえんどう10苗の花が咲き収穫が待ち遠しい。7列目は3月に大根を種まきし本葉が密生してきたので11苗に揃える。枝豆16株の種まきを終えて発芽してきた。8列目にジャガ芋の種芋26個を植え大きく育っており、4月に一本立ちにし追肥の油粕を撒き土寄せをした。
これらの収穫が今から楽しみであり、今まで知人からよく野菜を頂いてきたが、今後は私からお裾分けが出来るようにと願っている。
三回にわたり連載したこの家づくりは、着工から8ヵ月を要し2月に引っ越しが出来た。喜寿を迎えた齢で・・・と当初は躊躇もしたが、連れ合いの協力、会社の仲間の尽力の御蔭で完成し、原稿も無事完結出来たことに感謝を申し上げる。
2024年4月23日