工務部
2.32025
和気あいあいの工務部便り Vol.31【避けて通れないこと】
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近年相次ぐ地震の発生により、防災に対する意識が年々高まってきている気がします。
昨年8月8日に、日向灘沖で発生した地震により、南海トラフ地震臨時情報が発令されて、いよいよその時が来てしまうのかと、連日緊迫感を持って過ごしたことを忘れることはできません。
今後30年以内に南海トラフ巨大地震の発生する確率が80%と言われていて、私の地元(高知県)も甚大な被害が想定されています。
地震だけではなく、温暖化による気候変動でのゲリラ豪雨やスーパー台風の発生率も高まり、いよいよ今の備えでは乗り越えられないのではないかと日々考えさせられます。
その中で今の自分に何ができているのかというと、恥ずかしながら備蓄水の用意程度でしたので、他に何かないかと考えた結果、辿りついたのがポータブル電源の導入でした。
非常用電源として昔からありましたが、昨今の防災対策やキャンプブームで表に出始めてきた商品で、今ではたくさんのメーカーから多種多様なポータブル電源が販売されています。
私が選んだものは、Anker製でバッテリー容量が1,056Whのもの。
定格出力は家庭用コンセントと同じ1500Wで、ほとんどの家電製品に対応することができます。
スマホの充電であれば約65回充電でき、電気毛布やサーキュレーターでは連続18時間程度運転できるので、日常使いで2~3日間は充電無しで使用できる計算です。
オプションのソーラーパネルを接続すれば数日間は電源に困らず生活ができますし、非常時に問わず日常的にも使用できる便利なものなので購入を決めました。
ただこれだけでは十分な備えが出来ているとは到底言えません。
自分自身の備えを完璧にして、災害が起きた時に守られる側ではなく守る側になれるようにしていきたいものです。
これからも防災対策についてしっかり考え、身のまわりの防災グッズも増やしていきたいです。
避けることができない未来に目をそらさず向き合いながら日々を過ごしていこうと思います。
工務部 山﨑