お客様の声
8.22016
第104回 好機を逃さないで(1)
竹内 真人 様 (ねっとわーく京都21 2016年8月号より)
私たちにとって、不動産はとても身近な存在で生活の基盤です。しかし、実際に取引をするとなると、なかなか決心がつかず慎重になることも多くあります。アパートの1室を借りるくらいであれば、比較的容易に決めることもできます。それに比べて家やビルを建てる場合は事情が違ってきます。取引金額も高額で、何回も機会があるわけではありません。これに土地の取引が加わると、さらに複雑な状況となりリスクも高くなります。そのためになかなか決断できない事が多いと感じています。私自身、いままで何回か機会はあったのですが、いろいろな諸条件、業者さんとの相性等の問題で流れました。そのような中で今回、信頼できる業者さん、担当者に巡り会うことができ、決めることができました。
私が今回お願いしたのは、突然の土地の買収に始まり、そこに4階建ての賃貸マンションの建設をしてもらうというものでした。
きっかけは、私が住んでいるところの、すぐ隣の土地が売りに出たことでした。隣というのは何かと便利で買うチャンスも滅多にありません。これを逃すと次の機会はなかなかやってきません。そんなときに担当者さんと偶然お話をする機会があり、話が進んでいきました。不動産の素人の私にとって土地や建物の取引など、何をどうしてよいのか分からないことばかりです。それを一つ一つ丁寧に不動産部のスタッフの方々がアドバイスしてくださいました。
このプロジェクトは、まず土地を買うところから始まったのですが、土地の取引には様々な難しい問題が発生します。売り主との交渉、法律や税金、境界線の問題、銀行の紹介、近隣との関係等です。これらの事柄に対して、不動産部の皆様のきめ細かな対応により、話をスムーズに進めることができ、無事に土地の取引をすることができました。
次にビルを建てる段階に入っていくのですが、ここで今回、非常に話が順調に進んだことの理由の一つの側面について触れておきます。それは業者さんが建築の施工部門だけでなく、不動産部があったことです。建設と不動産が一体になっていることは、銀行に必要な書類を作成して提出してもらったりするとき時間が迅速に運びます。又設計に当たっても、不動産部の方々の観点を取り入れることもできます。
そしていよいよ着工となるわけですが、この時点で大切なのは次の2点です。一つは施主の意見を十分に反映した安全な建物を設計して建てていただくこと、二つ目は賃貸マンションとして信頼できる入居者さんを紹介していただくことです(以下次号へ)