お客様の声
8.22016
第105回 好機を逃さないで(2)
竹内 真人 様 (ねっとわーく京都21 2016年9月号より)
設計に際しては、今回突然の話だったこともあり、短時間で間取りや設備、内装を決めなければなりませんでした。何回にもわたる打ち合わせのおかげで住居部分、店舗部分それぞれの目的に合った満足できる設計になったと思います。その後、実際の工事に入っていくわけですが、このあと私としては業者さんにお任せするしかない部分も多くなります。そんななかで工事の進行状況を、会長さんや現場監督さん、その他いろいろなスタッフの方々から直接お聞きすることにより、安心できたと感じています。施工業者さんと施主の十分なコミュニケーションは当たり前の ようですが、非常に大切なことです。きっちりとした説明がないためにトラブルになることは、実際よくあります。私自身、以前にこのことで失敗したこともあります。十分な話し合いにより、納得と満足のいく結果になるのです。
最後に残るのが、賃貸マンションとして入居者さんの問題があります。このビルの場合、1階全部と2階の一部が店舗部分です。大家の立場としては、特に店舗部分にビルの顔となるテナントさんに入っていただけるかどうかです。評判のお店に来てもらえれば地域との関係も良好になりますし、ステータスにもなります。この店に関しても1階のお寿司やさん、2階の美容室と早々に決まりました。皆様の人脈のお陰だと感謝しています。
少々話は変わりますが、不動産の取引及びビルの建設を私自身が主体的に行ったのは今回が初めてでした。また突然にやってきたチャンスでした。そのため十分な準備をすることはできませんでした。計画的に建てる場合は理想の形を描くこともできます。しかし、それが無理な状況の中でも決断しなければ、ことは前に進みません。簡単にできることではありませんが、長く考える時間的猶予もありません。そんななかで最終的に決断し、ビルを竣工できたのはスタッフの皆様の親身できめ細かな対応とサポートの結果です。さらにはこれがきっかけで、いろいろな分野の方々とも関わることもでき、次のステップへ進むことができました。改めてお礼を申し上げたいと思っています。