スタッフの声
5.252018
下御霊神社還幸祭【第20回無料包丁研ぎ】
毎年、下御霊神社の還幸祭に合わせて開催している、無料包丁とぎも今年で20回目を迎えることができました。20年間続けてこれたのは、地元を中心とする皆様にご参加・ご協力いただいたからに他なりません。
本当にどうもありがとうございました。
その時の様子です。
今年は本当に良い気候に恵まれました。
突き抜けるような青空に太陽がまぶしく、かといって暑すぎない、いわゆる「包丁研ぎ日和」でした。
この日は日曜日でしたが、皆さん遅刻することもなく、受付時間に遅れてはいけないと、急いで準備をしています。
準備、早すぎました。
さて、1時間後、
受付開始時刻の10時を回ると、少しずつお客様がいらっしゃって、
30分も経たないうちに列になりました。
受付も座っている暇がありません。
この頃から職人を中心とする研ぎ手は大忙しです。
お預かりした包丁を一本一本丁寧に砥いでいます。会長(向かって左側手前から2番目)や不動産部部長(向かって右側一番手前)も一緒に砥いでいました。
普段から道具の手入れに余念がない職人さんだけあって、砥ぎ始めたときの雰囲気が違います。集中し始めると、近寄りがたいと言うと言いすぎかもしれませんが、気軽に冗談を言ってはいけないのではなかろうかというピンとした空気に変わりました。
通りすがりの外国人の方達が、何人も足を止めてカメラを構えていたのは印象的でした。
砥ぐ前と砥いだ後の包丁です。写真じゃわかりにくいですが、実物は輝きが全然違います。
例えば、
長年使い続けて刃こぼれがあり、切れ味もすっかり失ったという、なかなか年季の入ったこちらの包丁も、職人の手にかかれば・・・
このようにキラリーンと輝きを取り戻しました。もちろん、見た目だけでなく、切れ味も新品同様に復活します。
包丁を研ぐのに使う、様々な種類の砥石です。目の粗さの異なる砥石を、研ぎ具合によって使い分けて仕上げていきます。
そうやって一本一本手間を惜しまずに砥いだ後、お客様にお返しする前に会長のチェックが厳しく入ります。
時にはルーペを使い、
時には若手の職人を教育しながら・・・。
少しでも良いものを、会長の熱い想いが伝わって来るようです。
心を込めて砥いだ包丁の本数、今年はなんと223本でした!
お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。
来年も開催予定です。お気軽にお立ち寄りください。
P.S.
人見建設と神輿です。