総務部
2.152019
総務部奮闘記 Vol.03 【半世紀】
来年古希を迎える総務(兼経理)の小林です。
今から50年くらい前の話になりますが、私はある会社の経理部電算課に所属していました。
当時の経理での仕事ですが、表を作成する時は手書きです。計算する時はそろばんを使います。
表は縦計・横計を計算しますが、「縦横合わな――い」とよく叫んでいました。
特に多かった間違いは桁違いです。
何か方法はないものかと皆で考えたところ、1人が長い式を作って見せ「この式に当てはめたらなぜか間違った数字を見つけられる」と言いました。
これは大発見です。
その式を皆で検討し、差額を9で割れば答えが出るという事がわかり、これで仕事が楽になると皆で歓喜しました。
銀行勤めの友人に教えてあげようとその事を話したら、「そんなこと銀行に入ってすぐに習ったわ」(エッ!)
50年後の現在。
表はエクセルで作ります。計算は式を覚えさせれば勝手にやってくれます。
分からないことで何か方法はないかと思ったらネットで検索します。
50年前悩んでいたことは「桁違い 計算」などの言葉で検索すると答えが沢山載っています。
検索し、答えを見つけられない時は質問すれば教えてもらえます。
…良い時代になりました。
ひと昔前の私の仕事道具
次は50年前の電算課での仕事の話。
空調の利いた電算室には人の背丈を超える磁気テープ装置や入力装置が並んでいます。
そして私の電算課としての仕事は「キーパンチャー」
ウィキペディアで「キーパンチャー」を調べると「語としてはパンチカードにキー操作でパンチングする機械であるキーパンチ機に由来する」とあります。
ハイそれです。パンチングしていました。入力したら、パンチカードではないですが紙テープに穴が開いて出力されます。入力を間違えた時は紙テープを糊で切り貼りしていました。
入力する機械は耳栓をしなければならないほど音が大きく、大変な作業だったと記憶しています。
50年後の現在。
総務(兼経理)の仕事は、パソコンのおかげでとてもはかどります。
便利すぎて、何も言うことないです。
…良き時代となりました。
出典:一般社団法人情報処理学会様 Webサイト「コンピュータ博物館」
作 :総務部 小林
編集:工務部 楠