スタッフの声
1.12015
松田 聖さん(OB)
「人見建設と私」
2015年1月人見建設を定年退職しました。人見建設での26年間は我が子の子育てから巣立ちのときに重なります。入社2年前に生まれた長男はロボット工学を学び機械部品を設計する会社で働いています。長女が生まれた1ヶ月後、人見建設で働くこととなりました。その子も一昨年結婚し、昨年男の子をもうけました。次女は「お父ちゃんに家を建ててもらう」が口癖で、小学生の頃には「玄関入ったら吹抜けで・・・」と図面を書き「こんな家にしてなぁ・・・」と言っていました。子供たちが小さいとき、休みの日などに施工中の建物を見せていたので家への興味があったようです。
その子も今春大学を卒業し、社会へ巣立っていきました。この子の夢を叶えてやれないのは残念・・・そんなおり、長女たちとお母さんの住む家探しがスタートし、古家つきの地所を購入、昨年末より2世帯で住める家の新築を人見建設に依頼しました。2月26日棟上げ。当日はあいにくの雨。(余談ですが、私は大工さんの仲間内では雨男と言われており、棟上げに雨が降って当然と、なかばあきらめていました。)人見建設の大工さん、応援の大工さん、計6人が雨に濡れての作業です。ベテラン大工の中川君、テキパキと作業を進めていく姿は実にかっこ良く、ほれぼれと見とれていました。大工さんになるのが夢だったと言う入社1年目の拓君。一生懸命に動く姿はういういしくもすがすがしい。いい大工さんに育っていくだろうな。夕方5時頃、他の現場が早く終わったと言って応援にかけつけてくれた中内君。少しでも力になろうとかけつけてくれた、その気持ち、とても嬉しかった。建物は5月の完成を目指しています。今、桜が咲き始め生まれて5ヶ月の男の子がジイジに抱かれて笑ってます。この子が言葉を話し始め、働くことが分かりだし「ジイジ何してたん?」と問うたとき。「人見建設で家を建ててたんだ。」「ジイジすごい。」そんな会社であり続けますように。お世話になりました。