不動産部
4.152020
不動産部のよもやま話 Vol.08【営業安田の身辺雑記②】
ちょっと前の話。
現場から戻ってこられた人見明会長が帰社早々「安田はん!安田はん!」と話しかけて来られた。
聞けば、出先で利用したコインパーキングでの精算の際、料金が「300円」と表示され、300円を投入したところ、300円の領収証と共に400円のお釣りが返ってきたのだと仰る。
馬券でも当てたかの如く「こんなことあるのやなぁ・・・」と頬を緩ませておられた。
即座に私は「会長。それ100円玉2枚と500円玉1枚を入れはりましてんで」と言ってしまう。
一瞬時が止まったかのような沈黙のあと、「そうかぁ。。。計算が合うなぁ。。。。」と一寸沈鬱な表情に変わった。
しかし、500円玉と100円玉とでは明らかに大きさが違う。
「そんなボケあるか⁉」とツッコミたいところではある。
だが、日々忙しく仕事に邁進しておられるご尊老のささやかな喜びを奪ってしまったことへの後悔の念が勝りツッコミはしなかった。むしろ、その無邪気な会長の人柄に可愛らしさと親近感を覚えた出来事であった。
51歳になる私も人のことが言えない。
携帯電話で通話しながらのこと。腰に付けた携帯電話ホルダーに触れ、携帯電話が無いことに焦り、通話相手に「携帯電話が無くなった!!」と言ってしまったこと。
コンビニでの支払いの際、支払う為にお金を財布から抜き取り、店員さんにお金ではなく財布を渡してしまったこと。
大ボケをかましたことは数知れずある。しかしまた、そのボケ故に数知れずの大ボケエピソードが思い出せないでいる。
私はボケるにはまだ早い年齢である。
輓近、焦りもあり、ボケ対策に脳トレを始めようかと思うことがある。
しかしまた、それ自体も忘れてしまって行動に移せず仕舞いでいる。
おしまい
作 :不動産部 安田
協力 :工務部 楠