第１０回　　相談から営業、施工まで、温かみ溢れた家づくり

上田 一平 様 　　（ねっとわーく京都２１　２００７年６月号より）

　平成１８年４月末、念願の我が家が完成し引き渡しを受けた。人見建設さんにお願いして良かったと思っている。そしてここにたどり着くまでには、いくつか印象深いことがあった。
　ひとつは、かなり築年数が経過した中古一戸建ての購入を考えた際である。少し桟が傾いているのが見て分かるが、構造的に問題がなければ購入したい意思を連絡した。するとこれから一緒に見に行ってくださるとのこと。同行してくださった専務さんは水平機や湿度計を手に「増築の影響での傾きで心配」「床下換気対策が不充分」「結論として購入は勧めない」と。専務さんは地盤や断層など地震に対する知識も豊富で、想像もできない大地震がくれば建っている家は無いかも知れない。しかし「住人が外へ避難できる間、建っている建物でないとダメだ」と話された。契約すれば仲介手数料が入るのに営利だけが目的ではなく、購入者のことを真に考えてくださっている、人見建設は信頼関係を大切にされている会社だと感銘を受けた。
また営業の石原さんは「家の購入は人生でいちばん大きな買い物、出会いやタイミングもあり、幾つ紹介しても結局他の仲介業者で、という場合も多い。僕たちの仕事は契約までいって、はじめて利益がでる仕事で釣り合わないことも多い」と。予算も限られ、決断するとも分からない私たちにいろいろ物件を紹介してくれた。随分気がひける思いもした半面、こんな人見建設さんい新築でお願いできたらさぞ安心だろうと密かに思っていた。
　紆余曲折があり、幸運なことに私たちの予算でも新築の家を持てることになり、人見建設さんにお願いすることができた。
　建築にあたっても、監督さんは私たちの要求に親切丁寧に相談・検討してくださった。地盤が心配だと言えば、雪の中、一緒にツルハシで地面を掘ってくださり、念のため地盤改良も（無理を言って）予算内で…。
私たち夫婦二人で住むには身に余る家が出来上がった。今は家庭菜園をするべく休日に土を振るったり、ゆっくり楽しんでいる。