お客様の声

お客様の声 ~家を買った/家を建てた~

第16回  蘇った我が家と店舗

原 紀子 様  (ねっとわーく京都21 2008年1月号より)

 2007年4月、例年の如く哲学の道の桜が咲き始めた頃、新しくなった仏間にて義母の3回忌の法要がしめやかにとり行われました。
 思えばこの亡き義母こそが私たち夫婦と人見建設とのご縁を与えてくれ2年間にもまたがるリフォームを成功に導いてくれたのだと思います。
 私の主人の家は祖父の代から銀閣寺の参道で大衆食堂を営んでおり現在も観光客や常連さん達のお陰で80年以上続けさせて頂いています。しかし、歴史がある分自宅も店内も相当に傷んでおり、正直言って清潔で今風のイメージの店には程遠い状態でした。そこで両親共亡くなった後を賃貸生活だった私達の自宅に改造する計画を持ちました。しかしそこで大きな問題に気がつきました。それは「リフォーム業者を全く知らない」と言う事実です。電話帳を見てもあまりに多くの会社に皆目検討がつかず困惑していました。
 その時、義母のお葬式にM氏よりお花が届いていた事に気づきました。M氏は学生時代に店のすぐ近くに下宿され主人や義父母と仲が良く、しばしば店のアルバイトをしてくださっていた方で現在は建築業に携わっておられると聞いていました。主人の「M氏なら父母も絶対に喜んでくれるし信頼できる」の一言で早速電話で伺いました。そのM氏から紹介して頂いた方が今回の改装の全てを請け負ってくださった人見建設の一級建築士O氏です。
 O氏と相談の結果、自宅部分を1期(06年7月から)、調理場を2期(07年2月から)の2期工事制で着工する事に決まりました。その後は義母の遺品の片付けなどで毎日大変でしたが、どんな時でもO氏やM氏から納得いくまで説明を受け、予想を超える出来上がりに満足し、06年10月末に転入する事ができました。そして07年3月中旬には調理場の完成と共に新装開店させて頂くことが出来ました。
 感動したのはO氏と職人さん達の素晴らしい連携プレイです。たとえばO氏は監督さんにもかかわらず暑い中草むしりまでしてくださったり、早朝、大工さんが到着される前に来て皆さんの道具等の準備をなさる様な方でした。大工さん達も直接建築とは関係のない重い仏壇を一階まで運び入れきれいに拭いて下さったり、調理器具までも磨いて頂いたり…etc。これには本当に感謝の気持ちで一杯です。
 日本国中全員が忙しい現在、人との関係が乾いて全てが事務的になりがちですが、今回人見建設の方の温かな人間性に触れ、私達も祖父母から伝わる「心温まる接客」をめざして行きたいと思う毎日です。
 有難う人見建設。有難うO氏。そして有難うお義母さん。

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