工務部

和気あいあいの工務部便り Vol.10 【空調服買いました】

近年、熱中症対策として街中で良く目にするようになった空調服。

真夏に、もこもこに膨らんだダウンジャケットを着ている人を見かけたことがあると思いますが、それこそがいわゆる空調服といわれるものです。

空調服は、扇風機のような「ファン」と、ファンを動かす為の「バッテリー」、そしてそれをセットする為の専用穴が開いたジャケットの事で、人体が備え持っている冷却機能の気化熱というものを利用した服になっています。

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…とは言うものの、私も良く分からなかったので今回少し調べてみました。

人が汗をかいた時に蒸発するためには熱が必要になります。その熱は、汗が接している肌から奪って蒸発します。肌が濡れている状態にあって、蒸発するための空気(風)が豊富にあると、汗が体温を奪って蒸発しようとします。この時に、肌は熱を奪われているので、涼しいと感じるようになるようです。汗が蒸発して気体になる時に、周囲から吸収する熱の事を気化熱といい、風を送り込む事でこれを強制的に起こすというのが空調服のしくみになっているようです。

ここ数年で色んなタイプの空調服が各メーカーから販売されて、作業服型をはじめベストタイプの物や、カジュアル系の物など幅広い消費者のニーズに応えられる商品になってきました。その中で私が選んだ商品が、バートルさんのエアークラフトという空調服です。形はベストタイプで、選んだ理由は職人さん達の評判をお聞きしたことと、ファン出力やバッテリーの稼働時間の値を他メーカーと比較してみると、バートルさんの空調服が全体的に上回っていたのでこの商品に決めました。

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実際に空調服を着てみた感想ですが、本当に涼しいです!疑っていた訳ではありませんが、みんなが着用する理由が分かった気がしました。両脇下部に付いているファンから一気に風が送り込まれてきて、首回りと脇口へ向かって風を放出するので、まるで扇風機に上着をすっぽり被せた時のような状態を感じることができます。特に、首や脇に汗をかきやすい方には是非ベストタイプの空調服を体感していただきたいと思いました。何より、気軽に着用できる利便さが一番ですし、作業効率も上がると思います。

ただ、メリットだけではなくデメリットもあります。この涼しさがどんな場所でも発揮出来る訳ではありません。高温多湿で密閉されているような空間ではあまり効果はなく、実際、密閉されたビルの階段室や屋根裏収納庫の中では、生温い風が送り込まれてきてかえって気持ち悪くなってしまい、使用環境によっては不向きな場所がある事が分かりました。あとは、電話をする時に空調服の電源をオフにするか風量を弱くしないと、通話相手側は風切り音しか聞こえません。また中には、バッテリーの稼働時間の事や服の重さを気にされている方がおられますが、わたしはそこまで気にするレベルではありませんでした。

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これからまだまだ進化を遂げていくであろう商品ですし、コロナ禍で懸念されているマスク着用による熱中症リスクの予防対策には期待できるものだと思いますので、現場で働く人のみならず小さな子供や高齢者まで需要が広がる服になってほしいと思いました。

最後に、まだまだ油断の出来ない状況ですが、ひとりひとりの意識を高めて乗り越えていきましょう。

 

作  工務部:山﨑

編集 工務部:楠

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