お客様の声
10.312020
第150回 50年前の店舗兼住宅
A様(ねっとわーく京都21 2020年10月号より)
自身の生家は、約50年前の構造物でした。
それは両親が結婚した際に、親類所有の土地に祖父が店舗兼住宅として用意してくれたものです。両親は二人三脚で仕事をして月々家賃を支払っていましたが、機会を得て土地と建物の両方を購入するに至りました。その後転居したため空き家の時間が長かったこともあり、堅牢にみえた建物の傷みが予想以上に進んでいることが判明しました。
ちょうど2年程前に解体工事が始まりましたが、地中にある基礎がお隣に越境してしまっていたことが原因で工事の続行が難しい状況に陥りました。お隣の木造建築は、戦前の建造で柱なども腐朽が進んでしまっており倒壊の危険があったのです。以後の工事に関して先方様のご希望が二転三転してしまったので途方にくれてしまい、きちんと調停の場で話し合うことになりました。
そんな時、弁護士さんから紹介して頂いたのが人見建設さんでした。担当の小谷さんは調停の場にも何度も同席して下さり、その都度丁寧に先方様に説明をして下さいました。可能なことと不可能なことをハッキリとご提示頂きましたので、先方様にもご理解、ご納得頂けて無事調停成立となりました。
隣家の補強後に地中埋設物を取り除くという工事は、コロナ禍の中はじまりました。難しい工事だったと思うのですが、小谷さんも棟梁も淡々と確実に丁寧なお仕事をして下さいまして、無事に地中埋設物の撤去が完了したとの連絡を頂いた日の安堵感は忘れることが出来ません。生まれ変わった土地を今後どのように運用していくのか、次の段階に移ることが出来ました。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。