第３３回　　明るくなった我が家

兼光　嗣夫 様 　（ねっとわーく京都２１　２００９年１０月号より）

　京都・中京にある我が家。築８０年程経つ三軒長屋の一角。壁やトイレ、お風呂と何回か手直しして今に至っていました。
　 去年の冬に母親が病に倒れ、五ヶ月の入院を経て実家に帰って来ましたが、その間、主の居ない家は老いた様に傷み弱まり１階の床は抜け、二階の床もあやしくなり、母親は高層住宅へ引っ越すことになりました。
　 しかし、生活をしてみると隣や上の階の部屋からの物音、エレベーターに乗らないと外に行けない生活、妙な圧迫感に日々の生活に疲れだし、やっぱり地に築いた家に住みたいとの母親の願いで、もう一度改装する事になり、何処の大工さんに頼もうかと探していた時、中京の近所に住む叔母の家が２年程前に玄関の部屋を直したと母親から聞き、叔母に何処の大工さんか聞いたところ、人見建設さんでした。
　 さっそく人見建設さんに電話を入れ、対応された専務さんと思われる方が、叔母の家の改装の事をご存知で、すぐさま改装をお願いし、数日後に一級建築士の監督さんが来られ、対応の良さに他の店の見積もりを取る事もなく、人見建設さんにお任せしました。
　 工期日程、図面作成等、手早く進められ五月連休明けからの改修が始まりました。
　 一階二階の床、一部壁等々が取り壊され、一階部分は柱だけになりました。今までの陽の入らない一階部分を明るくしたいとの思いがあり、監督さんのアドバイスも受け、天窓を設け、壁を扉に変え、表の間の格子窓はそのまま残し明るい板の間に、周りの壁も白を基調としたクロス張りに変え、少し傾いた柱に苦労され、細かい所まで直していただいた大工さん監督さんのお陰で立派な家に生まれ変わりました。
　 実家に戻った母親も快適な生活を送っています。次に、屋根や二階を直す時はお願いします。
ありがとうございました。