お客様の声
11.12009
第34回 絵仕事・面(めん)
面 因幡 様 (ねっとわーく京都21 2009年11月号より)
今年還暦を迎えた或る日、妻がポツンと言ったのです。「今住んでる処は出て行きたいけどお金もないし…。しかた無いなぁ、ここで住むしか」と。
この地は静かで環境抜群なのです。しかし数年前、松ヶ崎浄水場前疏水下の公共工事による住民トラブルに巻き込まれて、夫婦とも大変辛い思いをしました。さらに、その工事に関係したかたちで、我が家の近所とも関係がうまくいかず、毎日、胃が痛む思いで暮らしていました。
私は間違ったことは嫌いな性格ですから、近所のそういった人たちとも真正面から相対峙してきましたが、争い事の嫌いな妻は、別の処へと、ずーっと思っていたようです。妻の気持はよく分かりますし、家が古いことも事実です。ですが、何よりも先立つものが…。いろいろと相談したのですが、結果、此処を「生涯の住処」にと、心を決めました。
私には永年、家族同様のつきあいをしている友人がいます。人見建設(株)の方です。もう40年近くになります。その間、大きな改築やチョコっとした修理等ずいぶんお世話になりました。
そして今回、終の住まいということで、古い和式トイレと洗面所を思い切って最新式に替える工事を人見建設さんに依頼したのです。ああ、美しい―。新しい洗面台やトイレを見て、「やって良かったなぁ」と、プロの職人技に何か嬉しくなりました。改修された家で久しぶりに妻の明るい笑顔もみることができました。
ありがとう!
人見建設の方とは「何々ちゃん」と呼ぶ仲で、酒を飲みながら、いろんな話をする良き友人です。これまでも的確な良き意見をくれましたし、これからも良い付き合いをしていきたいと考えています。
最後に一言。 こういったプロの職人技をみていると、行政にも筋の通った職人気質の職員さんをもっと増やしてほしいと心から願っています。