総務部
3.152021
総務部奮闘記 Vol.11 【フィトンチッドってなんぞや】
こんにちは。総務の人見です。
年度末で大変忙しいこの時期に、ブログの担当が回ってきました。(笑)
京都は飲食店の時短要請も解除されましたが、まだまだお家時間が続きそうな今日この頃。。。
私事ですが、昨年3月に念願のマイホームを新築することができました。そのおかげでこの1年は快適なおこもりとなり、本当に助かっています。
せっかく工務店に勤めているので「自社大工さんによる木造軸組工法で建てたい!」という夢がありました。実際に1年間暮らしてみましたが「やっぱり木っていいなぁ」と肌で感じる事が多かったので、改めて木の魅力をご紹介したいと思います。
木の魅力第一弾、今回ご紹介するのは『フィトンチッド(phytoncide)』です。
木から発散されるフィトンチッドという成分には、人をリラックスさせ、ストレスを緩和させる効果があります。
山や森へ出かけると、どこか清々しい爽快感を体験する事がありますよね。これは森林浴効果とも言われていて、樹木が発散するフィトンチッドの香り(作用)により、自律神経のバランスを整えたり、血圧を下げたりといったリフレッシュの効果があるからです。
その他にもフィトンチッドには殺菌や防腐効果、抗酸化作用もあります。昔の人たちは木の皮でおにぎりを包んだり、木製のお弁当箱を使ったりしていましたが、ちゃんと科学的にも正しい根拠があったんですね。昔の人ってほんとすごい。
そんなフィトンチッドですが、木として植えられているときはもちろん、伐採されて住宅の建材やインテリアの部材になっても、木の内部に存在しています。加工されても効果が持続するという優れものなんですね。
木材は加工のしやすさや、その温もりだけでなく、消臭や脱臭・調湿効果や防虫など、暮らしを快適にする優れた作用もたくさん持ち合わせています。木造住宅は自然の風合いを身近に楽しむだけでなく、木が持つ自然の力で暮らしを豊かにしてくれるという、とても素敵な工法なんですね。
作:総務部 人見