相談役コラム
4.12021
ありがとう「ねっとわーく京都」
人見建設株式会社 代表取締役会長 人見 明
ねっとわーく誌休刊の報に接し、鋭い切り口で京都の住民運動・自治体運動を励まし、大きな役割をはたされた一時代が断たれるのは残念でなりません。
弊社が初めて貴誌に広告を掲載させて頂いたのは1994年4月123号、表裏一面に高耐久性住宅檜シリーズの売り出し広告でした。同号は京都の消防特集で、本文64頁、定価500円、自治体問題を大胆に取り上げ、労働組合が主導するユニークな冊子でした。
弊社は当初、中一面に業務広告を掲載していましたが、ねっとわーく誌に相応しい広告を、ということで私が建築豆知識等の文書広告を始めました。しかし種が尽きて、社員の回り持ちで仕事紹介の投稿が8回も一巡した頃、思いついたのが弊社が工事や不動産仲介でお仕事をさせて頂いたお客さまに投稿を依頼することでした。
弊社のお客さまには教員や公務員の方が多く、原稿用紙2枚の執筆依頼をすると次々と書いていただけました。初回は2006年9月号、守津様の「何よりも信頼が第一」とうれしいお褒めの文章を頂きました。
そして2010年2月号で39名の方の投稿文となった事を記念して小冊子「39人のありがとう」を発行致しました。表裏内表紙に施工写真を配し、本文85頁500部発行の弊社初めての記念誌となりました。
2019年3月、創業100年を迎えた記念には「100年老舗記念集」としてねっとわーく誌に、それ以降登場して頂いたお客さま89人の投稿文を入れさせていただきました。これまでに150名を超える方々にご登場頂き、多くのお客さまの声は弊社にとっての貴重な財産であり、毎月の社員全員会議で読み合せをしております。
また、「ねっとわーく京都」編集部の仕事場が、弊社管理物件の寺町エースビルから2010年、弊社ビル4階に移転して頂き今日まで編集部の皆様と交流させて頂いたこともありがたいことでした。