第５５回 　わがままも聞いてもらって

株式会社　コスギ 様 　（ねっとわーく京都２１　２０１１年１０月号より）

近年、業務拡大により取り扱う商品が増えていき、まだまだ使用できる商品でも商品管理センターが手狭な為、どうしても捨てなければならない事などがありました。
これでいいのか？と悩んでいる時に、隣接しているアパートの大家さんから、「建物も古くなり、入居希望の方も年々少なくなってきたので、アパート経営を辞めようと思うのですが、購入しませんか？」とご相談がありました。突然のお話に色々と悩みましたが、これもご縁と思い購入を決意しました。
当初から倉庫としての使用を考えておりましたので、アパートの間仕切り壁を壊し1フロアにすれば良いと簡易に考えておりましたが、古い建物で想定していたよりも改修の場所が発覚しました。そのまま使用可能なところほとんどありません。どこをどのようにするか、社内会議でも「ここは商品保管に･･･既存のテントも･･･この段差が･･･窓を･･･」など、色々な意見や細かい要望が社内で沢山出てきました。この不景気です。予算も多くはかけれません。購入したは良いがうまく使わなければ、宝の持ちぐされです。
お仕事でも大変お世話になっている、人見建設さんに、どの様にするのが良いのか相談しました。現状の最低限しなければならない工事や後からやると反って高くつく工事、当社の利便性など、色々と考慮して頂き、当初の予定より少し予算はオーバーしましたが納得のいく図面が出来上がり着工の運びとなりました。工事期間中でもこちらは申し訳ないなと思いながらもお伝えした、すごいわがままも「う～ん」と言いながら全てやって頂きました。本当に感謝しております。梅雨の雨で少し工期が延びましたが、無事に建物側の工事が終了しました。
毎日、作業をする業務部の要望が詰まった改装となり、社員一同、大変満足しております。既存のテント工事はこれからですが、安心してお任せをしております。わがままなお願い、急な変更などご無理ばかりお願い致しましたが、本当に有難うございます。