お客様の声
2.12012
第58回 明るく風が流れる我が家に満足
近藤 美也子 様 (ねっとわーく京都21 2012年2月号より)
地蔵盆を間近にひかえた八月初旬、西陣織ネクタイのお商売をされていたお隣のお屋敷が取り壊されることになりました。
解体工事がすすむ中、窓を閉めていても大量のほこりが入り込み、洗濯物を干すこともできず、憂鬱な日々を過ごしていました。西陣の町家は隣との壁がひっつき、屋根は重なり合っています。きちんと養生工事してくれるのか不安がつのりました。
そんな時、たまたま職場に人見さんが来られ、相談にのってもらうことになりました。
先ず現場を見てもらうと、隣の工事の進め方にも問題がありましたが、我が家の耐震構造にも問題があることが判りました。密着した隣のお家敷が無くなったことで、地震による危険度がより増したのです。
築八十四年の家ですが、耐震補強し屋根の始末と壁の養生もきちんとすることで、これから百年でも持ち堪えられると言われ、思いきって工事することにしました。
壁には五箇所に窓を開けてもらい、リビングの天井には大きな天窓と通風口となる窓も付けてもらいました。家の前後には窓やベランダから明かりは入りますが、中央部分は暗く昼間でも電気が必要でした。風の流れも悪く、熱気が籠もっていました。
工事後は日中電気をつける以上に明るく、それぞれの部屋の窓を開けると、心地よい風が流れます。
夫の定年前に大きな出費でどうしようか悩みましたが、ハイブリッドカーが安心して快適に住める家になって良かったと思っています。
お隣には民家一軒と三階建ての1LDKマンション十四戸が建築予定です。お町内に馴染む方が住まれることを期待しているところです。