工務部
10.62021
和気あいあいの工務部便り Vol.15【リフォームで快適な住空間を作りませんか?】
高齢になると足腰が弱くなってきて、確実に衰えていきます。
自宅にいることが多くなる65歳以上の高齢者のケガの8割は自宅内で起こり、事故原因の5割以上が転倒や転落によるものです。事故を防止するには、日常の行動を楽にする、バリアフリーをお勧めします。
自宅をバリアフリーにするメリットは、在宅事故での安全性の確保ができることや、入浴介助や排泄介助などの在宅介護や在宅医療の利便性を含め自宅で自立した生活を末永く暮らせることです。バリアフリーにする具体策としましては、段差の解消・手すり設置・出入口の拡幅等があげられます。
その他にも浴室暖房や床暖房等を活用して家全体を暖房することで、冬のヒートショックや夏の熱中症対策になります。
また同時に断熱窓や断熱材を多用する事により家の断熱性能で高めることで不衛生なカビの好む湿気を含む結露の発生を抑えるだけでなく、電気やガスの消費量が減り地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量の削減につながりますし、光熱費の抑制により省エネ効果で経済的です。
以上のような取り組みは国や地方自治体も推奨していまして、さまざまな補助制度も用意されています。
高齢になってきますと、身体的・認知的な衰えでさまざまなことが自分でできなくなってきます。
人生100年時代と言われている現在、人生の3分の1を住み慣れた自宅で暮らし続けられるような快適な住空間を作りませんか?
作 :工務部 山口
編集:工務部 楠