お客様の声
8.12014
第84回 素材のもち味をしっかり生かした仕上げに大満足
冨樫 豊 様 (ねっとわーく京都21 2014年8月号より)
昨年、3人目の子どもが生まれたことを機に、築80年は過ぎているかと思われる京町家に転居することになりました。年季の入った梁や火袋、長い営みを感じさせる黒光りする階段、長年使われず崩壊しつつあったおくどさん、石製の防火水槽、井戸・・・大変味のある家ですが、壁や畳が傷み、雨漏りもひどい状況でした。
人見建設さんなら町家改修の実績もあるし、部分的な解体作業の段階から施主や設計事務所と相談しながら、いろんな知恵を出しつつ、しっかりと工事してくださるという設計事務所の太鼓判をうけ、お願いしました。
人見建設さんは、私たちの意向を受けながら丁寧に、継続使用の建具・柱などにしるしをつけ大切に管理し、解体作業を進めてくださいました。その丁寧さは古い建築を大切にしてほしいという私の気持ちにぴったりくるものでした。玄関の色合いについても、早々に結論を持とうとする私をとめ、「建物全体の外装が大方終わるまで待って判断を」とご助言いたただいた結果、素材のもち味をしっかり生かした仕上げに。
私の最大のお気に入りは、新しい部材と古い部材が絶妙のバランスで違和感なく組み合わさることによって生み出される居心地のよさ。部屋の中に座っているだけでもとても癒されます。子どもたちも木のぬくもりを感じられる家に大満足です。古い建物の魅力を最大限に引き出す工事をしてくださった人見建設さんに感謝しています。