お客様の声
7.12015
第91回 40年程のおつきあい
柏木 和子 様 (ねっとわーく京都21 2015年7月号より)
「土台はそんなに丁寧に厳重にせんならんものか」。
これは私が親しくしているお隣の奥さんの言葉です。
お隣の奥さんが珍しがって時々見にきて、大工さん達があまりに丁寧に厳重に土台をしていられるのを見てびっくりするやら感心して、私達に言ってくれました。今から40年程前のことです。
人見建設の今の会長さんのお父様の代でした。私の夫と二人は戦友で無二の親友でした。
何時何処で出合ってもお前かおれかと遠慮なしにけんかもできる仲でした。私達が家を建てる決心がついた時も、人見さんに「建てるなら今やぞ」と損得なしに進めてくださったお陰と感謝しています。
家も40年も経つとトイレや風呂場や、炊事場の床など、改装するところができても、家自体は土台がしっかりしているためびくともしません。改装してもらったお陰で新しく蘇ったようになりました。
終戦後の変動期には、私達は紆余曲折を経て、やっと店を持つことができた時も、人見さんに店を改装してもらいました。
住居と店が離れていますので、家のあとだったと思います。やはり40年位前のことです。その時は、今の会長さんも弟の専務さんもかわいらしい豆大工さんでした。それ以来私達が閉店するまで、店はびくともしませんでした。
息子さんが跡を継がれた新社長さん。会長さん、専務さん。御先祖様の跡を継がれたこと、仲良くここまで大きくなられたことに拍手を贈らせていただきます。これからもお付き合いよろしくお願いいたします。