工務部
5.182023
和気あいあいの工務部便り Vol.23 【新しい技術取得を目指して】
はじめまして!工務部の井関竜奨です。
入社して2年目で現在現場監督見習いとして勤めております。
初めてのブログ担当ということで少し緊張しています、、、。
2年目となり、自分の中で何か新しいことにチャレンジしたいなという思いがあり、今年度から全京都建築高等職業訓練校に通うことになりました。
全京都建築高等職業訓練校は、全京都建築労働組合が運営する認定職業訓練による職業能力開発校、主に大工技術の育成を目指した学校です。
上司である監督さんのほとんどが元大工さんであり、現場でバリバリ大工さんと一緒に作業される姿に憧れを持つようになり、自分もいずれはその姿に近づけるようになりたい、また自らの建築の知識をもっと増やしたいと思い、会社に相談したところ、今年度より入校させていただくことになりました。
平均でも4,5人の方が入校されるようですが、今年度は僕を含めなんと10人!
同い年の方もいれば経験豊富な大工さんもいる、そして僕と同じ大工未経験で入校されている方もいて、メンバーにとても恵まれたと感じます。
初めての作業は道具箱作り!実習室がとても大きくびっくりしました!
材料の木材をそれぞれサイズが合うようノコギリでカットし、ビスで固定して組み立てる作業です。
初心者の僕は先生があらかじめ指定サイズにカットされたプレカット材を用意してくださっていたので、ほぼ組み立てだけの作業でしたが、いざ組んでみるとパッと見綺麗?しかしよく見ると自分の予想以上にガタガタ、、
少量の木材は自分でノコギリでカットしたのですが木をまっすぐ切ることもとても難しく、出来上がりは隙間だらけ、まだまだ技術の拙さを痛感するデビュー作となってしまいました、、。
一つ驚いたのが、組み立てている際、木の端部にビスを打っていると毎回大きなひび割れが起こってしまいました、近くで作業していたクラスメイトの箱は割れがほとんどありません。不思議に思い「どうやって打ってるんですか?」と聞いてみると、「打ち込む前にその木材の打つ位置でビスを当てて、インパクトを打つ方とは逆回転で回してから打つと割れが少なくなるよ」と教えてもらい、いざやってみると、ほんとにそれまでよりも割れも少なく打ち込めることができました。こんな技術もあるのかとまたひとつの発見でした。
Before After
大工さんの技術は知れば知るほど奥が深く、また難しいものだなと感じています。普段何気なく見ていたノコギリで木材をまっすぐ切る作業、狂いなくノミやカンナの刃を研ぐ作業も大工さんの技術や努力が詰まったものだと知ることができ、とてもいい勉強をさせていただいていると感じると同時にやりがいに溢れる日々を過ごしています。
前年度でこの訓練校を卒業された先輩の大工さんの鈴木さんは校長賞を受賞されたようなので、その姿に負けないよう僕もその賞目指して2年間一生懸命頑張ろうと思います!
仕事面でもまだまだ未熟ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
作 工務部:井関